システム創成工学大講座

経済のグローバル化や顧客ニーズの多様化、高齢化社会の進展などにともなって、企業などは新規事業の開拓や新規業務の開発、従来業務の拡張、効率化、より迅速な実現などを狙って、システムのリエンジニアリングを図っている。そのリエンジニアリングには、情報技術の活用は不可欠である。

情報技術活用の視点から、企業システムなどのリエンジニアリングを支援するためのビジネス・モデリング、企業システムなどの問題点を解明してその解決を図るためのビジネス・リエンジニアリング、情報システムを構築するためのシステム分析・統合、情報システム開発のためのシステムエンジニアリング、ソフトウェア開発の信頼性・生産性向上のための仕様記述法・

プログラム生成法などを含めたソフトウエアエンジニアリング、インターネット時代に必須なネットワーク経済学、などの基幹テクノロジーの先端的研究を行っいる。同時にそれらの基幹テクノロジーを利用した新しいビジネスシステムの可能性を追求する研究とそのようなシステム構築に必要な新しいプロジェクト・マネジメントにもフォーカスを当てている。

本講座の研究・教育には、大学では経験しにくい企業のマネジメントや、大規模プロジェクトのマネジメントなどの実務知識が不可欠である。そのため、ビジネス分野で著名な企業と連携講座を組み、企業で実務実績を積んだ客員教官が参加している。また、本専攻の他講座とグループを形成して、物流関係の企業などと共同研究を実施している。

教育研究スタッフ

久代 紀之
教授
kushiro (at) ci.kyutech.ac.jp)
スマートグリッド、遠隔医療システムなど環境に分散的に配置された機器・センサの物理情報をITにより集約することで、効率的な制御に役立てようとするシステム(Cyber Physical System)を対象とした教育研究を行う。特に、多様なステークホルダからの要求獲得・コンセプト構築手法、コンピュータと物理世界を統合するシステムの設計・評価技術の研究を行う。
Mario Köppen
教授
mkoeppen (at) ci.kyutech.ac.jp)
ソフトコンピューティング,進化計算,人間中心コンピューティング,最適化理論を中心に,画像処理,セキュリティ,コミュニケーションネットワークへの応用に関する研究を行っている.

大石 英貴
准教授
(oishi (at) ci.kyutech.ac.jp)

企業と消費者がネットワークを利用して結びつく状況下の経済取引を研究する。ゲーム理論、ミクロ経済学、マーケティング理論を使って現代社会の経済取引をモデル化し、その性質を明らかにして、より良い経済制度を提案する研究を行っている。

片峯 恵一
准教授
(katamine (at) ci.kyutech.ac.jp)

ソフトウェアや知識のモデリング技術を中心に、業務の分析、情報システムの仕様化、仕様記述言語等を研究し、高度なシステムの一貫した開発法とその支援ツールを開発している。また、システム開発に必要なプロジェクトおよびプロセスのマネジメント手法も研究している。

中谷 多哉子
客員准教授
(tina (at) ci.kyutech.ac.jp)

めまぐるしく変化する社会環境に対して、ソフトウェアを柔軟に適用させるためには、ソフトウェア工学、および要求工学の研究は重要である。開発中および運用中に変わり続ける要求を受け入れ、かつプロジェクトを失敗させない管理手法の開発を目指し、要求プロセスの調査研究を行っている。